市長報告（平成29年7月臨時会）

本日ここに、平成29年第3回蕨市議会臨時会を招集申し上げましたところ、議員各位には公私とも大変お忙しい中、ご参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。今臨時会でご審議いただく案件は、人事案8件であります。いずれも重要な案件でありますので、慎重なるご審議をいただき、ご議決くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

さて、この度、昨年7月から行ってきた市民体育館、北町公民館をはじめとする北町コミュニティ・センターの耐震補強等工事が終了し、7月10日に、リニューアルオープンすることができました。

今回の工事は、施設全体の耐震化を図るとともに、特定天井である体育館アリーナ天井の架け替えや、エレベーターの改修など、施設利用者の安全性の確保を主な目的として行ったものでありますが、併せて、利用者の皆さんから要望の多かったトイレ、シャワー室の改修のほか、アリーナの床や壁の全面張替え、北町公民館、北町児童館の床や壁の改修、照明のLED化などを行い、全体的に明るくきれいな施設に生まれ変わりました。

リニューアルオープンに先立ち、7月9日には、オープニングイベントとして、セレモニーをはじめ、運動・レクリエーション系団体の発表などが北町コミュニティ祭りの中で盛大に行われたほか、プロバスケットボールチーム、レバンガ北海道の折茂武彦（おりもたけひこ）選手を招いての講演会・バスケットボール教室が開催されました。

折茂選手は、これまで、数多くの国際大会に出場し、47歳となった現在も現役プレーヤーとして活躍され、昨年、国内トップリーグで日本人初の9000得点を達成し、バスケ界のレジェンドと言われる存在ですが、小学校3年生まで蕨にお住まいだったご縁もあり、今回、お越しいただくことができました。

講演では、夢を諦めないことの大切さなどを話され、バスケ教室では、基本的な技術の指導とともに、最後は、子ども達といっしょにプレーをしていただき、参加した約200人の小中学生にとって、心に残る、たいへん貴重な経験であったと思っています。

また、昭和39年の東京オリンピックで中山道を通った聖火リレーのパネル展や原付バイクのご当地ナンバープレートの市民投票なども実施され、多くの皆さんでにぎわった、大変素晴らしいオープニングイベントとなりました。

今後とも、スポーツやレクリエーション、生涯学習、コミュニティ活動の拠点として、大いに利用していただければと思っています。

なお、ご当地ナンバーの市民投票については、今月23日までとなっておりますが、市役所や公民館、図書館などに投票箱を設置していますので、ぜひ、多くの皆さんの投票をお願いいたします。

以上、簡単ではありますが、臨時会の開会に当たりましてのごあいさつといたします。