市長あいさつ（令和5年7月臨時会）

　本日、ここに令和5年第3回蕨市議会臨時会を招集申し上げましたところ、議員の皆様には公私とも大変お忙いなか、ご参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。
　今臨時会でご審議いただく案件は人事案11件、その他2件であります。いずれも重要な案件でありますので、慎重なるご審議をいただき、ご議決くださいますよう、お願い申し上げます。
　さて、議員の皆様は、去る6月4日に行なわれた蕨市議会議員選挙におきまして、有権者の厳粛な審判を仰ぎ、見事当選を果たされました。
　ここに、心からお祝いを申し上げますとともに、蕨市政発展のため、ご尽力を賜りますようお願い申し上げます。
　私自身も、市議会議員選挙と同時に行なわれた蕨市長選挙において、5回目の当選を果たすことができました。コロナ禍に加え、物価高騰が厳しいなか、市民の皆さんの暮らしを守る市政を継続・発展させるとともに、市民の皆さんとともに進めてきた「あったか市政」の成果の上に、「選ばれる・成長する」まち蕨を加速化していくため、お約束した50項目のマニフェストを着実に推進し、7万5千市民の幸せと蕨の更なる飛躍に向けて、全力を尽くしてまいります。市議会をはじめ、市民の皆さんのなお一層のご支援、ご協力を心からお願い申し上げます。

　さて、今年は、5月8日から、新型コロナウイルスの感染症法の位置づけが5類に移行するなど、3年以上続いた厳しいコロナ禍を越えて、社会が日常を取り戻りつつあります。本市においても、今月は、7月8日、9日に、蕨の夏の到来を告げる催し、「あさがお＆ほおずき市」が蕨駅東口一番街で開催されるとともに、続く、15日、16日には、蕨駅開業130周年、「わらてつまつり」が、先日、23日には、青少年の健全育成を願う「サマーパークフェスティバル・青少年まつり」が、いずれも実に4年ぶりとなる開催となり、当日は、笑顔の親子連れをはじめ、催しを楽しむ大勢の人でにぎわい、活気にあふれました。
　また、各町会の盆踊り・納涼大会も4年ぶりに復活し、今月から市内各地で開催されています。私も参加させていただき、久しぶりに、皆さんと一緒に、わらび音頭を踊らせていただきましたが、小さなお子さんからお年寄りまで地域のふれあいを楽しむ姿を見て、コロナ禍からようやく蕨の夏が戻ってきたことに、喜びも一入でした。
　元気な蕨を取り戻そうと、これらのお祭りの開催にご尽力いただきました関係者の皆様に、改めて市長として心より敬意と感謝を申し上げます。
　今後も、8月には、いよいよ蕨の夏の風物詩である「わらび機まつり」が、日程を本来の4日間に戻し、七夕装飾コンクールも復活して開催されるとともに、音楽の祭典「蕨市民音楽祭」は、模擬店や駅西口ロータリーの会場が4年ぶりに復活するなど、本格開催となりますが、私は、これからも、楽しく活気のある蕨のまちづくりを、市民の皆さんと力を合わせて進めていきたいと思います。
　同時に、高齢者の皆さんなど、まだまだ、新型コロナへの不安をお持ちの方も少なくないと思います。既にご報告している通り、今年度も、重症化予防を主な目的として新型コロナワクチンの接種を進めているところですが、高齢者など重症化リスクが高い方を対象とする春開始接種は、地元医師会や市民の皆さんのご協力により、円滑に進んでおり、接種率は、高齢者で約54％となっています。接種は、現在、市内13か所の医療機関で受けられますが、期間が8月末までとなっており、9月からは、5歳以上の方を対象とする秋開始接種を開始する予定です。このように、社会経済活動を正常化していくと同時に、重症化リスクの高い方々を中心とする感染対策もしっかりと講じるなど、メリハリのある取り組みを進めながら、ポストコロナ元年と言われる今年のまちづくりを進めていきたいと考えていますので、市議会並びに市民の皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。

　以上、簡単ですが、令和5年第3回蕨市議会臨時会のあいさつといたします。ありがとうございました。