双子織縞帳(高橋家)(市指定文化財)

ページ番号1003475  更新日 令和1年11月23日

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所在地:蕨市塚越3-2

写真1
双子織縞帳(高橋家)

市指定文化財

この縞帳(しまちょう)は、蕨の綿織物業の発展に貢献した塚越の高橋家に伝わるものです。

幕末から明治時代にかけて、高橋家で生産された織物の柄見本帳で、商品の注文をとる際にも使用したと思われます。
蕨の特産品となった双子織(ふたこおり)の柄見本や、平織(ひらおり)など様々な織物の柄見本が貼付されており、高橋新五郎が様々な織柄の研究をしていたことがわかります。

また、イギリスのマンチェスターの紡績会社のラベルが貼付されており、横浜港の開港とともに、輸入綿糸を安く仕入れて製品の大量生産体制を確立するなど、時代の先を見据えた高橋新五郎の企業家としての一面もうかがうことのできる資料です。

現在、4冊の縞帳が現存しており、近代産業史の資料として貴重なものです。

〔※歴史民俗資料館で展示しています〕

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