本法院
所在地:蕨市錦町5-13
本法院(ほんぽういん)は、戸田市新曽の妙顕寺(みょうけんじ)の末寺で、福本山実成寺(ふくほんざんじつじょうじ)と号する日蓮宗の寺院です。
本尊は、一塔両尊四菩薩(いっとうりょうそんよんぼさつ)。
創建は文和元年(1352)、日祐聖人の開基とされ、日祐聖人が日蓮聖人の足跡を訪ねて佐渡へ向かう途中に蕨で宿泊し、霊夢を見て本法院を建立したと伝えられています。
銅造磬(どうづくりけい) 市指定文化財
磬(けい)は、僧侶が読経のさいに打ち鳴らす仏具。
本法院にあるこの磬は、中央に複弁八葉蓮華文(ふくべんはちようれんげもん)の撞座(つきざ)とその左右に鳳凰(ほうおう)や瑞雲(ずいうん)などを配置し、正面左側縁には「蕨宿本法院」と陰刻されています。
保存状態も良好で、側縁の先端の角度などから、江戸時代中期に製作されたものと思われます。
〔※一般公開はしていません〕
板法華曼荼羅(いたほっけまんだら) 市指定文化財
本法院にあるこの曼陀羅は、元禄2年(1689)に日蓮宗の信者で、京都五条の住人である谷口法悦が奉納したものです。
黒漆を塗った板を浅く彫りくぼめて、大曼陀羅や蓮台などを描き、金泥を塗ったもので、華やかな元禄文化の香りがするものです。
〔※一般公開はしていません〕
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