蕨市と片品村との森林整備の実施に関する協定（カーボンオフセット事業）

令和6年5月20日、群馬県片品村と「森林整備の実施に関する協定」を締結しました。
この協定は、第3次蕨市環境基本計画に基づき進めている脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環です。
本協定に基づき、片品村内にある森林を両自治体が連携して整備を行い、二酸化炭素吸収量の増加を図り、その吸収分を蕨市の二酸化炭素排出量から相殺する「カーボン・オフセット」事業を推進するとともに、環境学習や自治体間の交流を深めていきます。

協定の目的

蕨市と片品村が共同して森林整備を行うことにより、二酸化炭素の吸収量の増加を図り温暖化対策に寄与するとともに、森林を活用した環境学習の機会や相互の交流の促進を図ること

事業概要

蕨市が森林整備費を負担し、片品村において森林組合等による植樹、下草刈り、枝打ち 、除間伐、萌芽更新などの森林整備活動及びこれらに付随して実施する活動を行います。
森林整備された土地については「わらびの森」として、両市村の交流の場として利用します。

カーボンオフセットについて

自治体等の活動によって排出された二酸化炭素などの温室効果ガスをできるだけ減らすように努め、それでも排出してしまう温室効果ガスの排出量を、他の場所での削減・吸収活動（削減・吸収量）により埋め合わせるという考え方です。
他の場所での削減・吸収活動とは、森林整備による二酸化炭素の吸収を促す活動や、太陽光発電などの再生可能エネルギーによる二酸化炭素の削減を達成する活動が挙げられます。