クビアカツヤカミキリにご注意ください

ページ番号1011821  更新日 令和7年6月17日

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クビアカツヤカミキリは、2018年1月に特定外来生物に指定されました。
2012年に国内で初めて確認されて以降、徐々に国内での分布を広げ、県内の東部環境管理事務所管内などで、クビアカツヤカミキリが複数、確認されています。
クビアカツヤカミキリは、サクラのほか、ウメなどのバラ科を中心とした多種の樹木を食害することが知られており、公園や街路樹のサクラ、農作物及び生態系への被害が懸念されています。
被害の拡大を防ぐためには、早期発見・早期防除が必要であり、皆様からの情報提供が重要です。

なお蕨市内では現時点で確認はされておりませんが、川口市・さいたま市など近隣市で確認されているため、周知をいたします。

クビアカツヤカミキリの特徴

写真1
クビアカツヤカミキリ写真

属性
カミキリムシ科ジャコウカミキリ属に属する。
学名は、Aromia bungii (アロミア・ブンギ)。
特定外来生物に指定され(平成30(2018)年1月)、飼育や運搬などは原則禁止。

形態
成虫の体長は25-40mm程度。
成虫の前胸背板は明赤色で、他は光沢のある黒色。前胸背板の側面に頑丈なとげ状の瘤(こぶ)を一対持つ(図1及び図2の青矢印の部分)。
触角は黒色で、オス(図1)の触角は体長より長く、メス(図2)の触角は体長と同等か、やや短い。
幼虫は樹木内部で2年から3年かけて成長。成虫は6月から8月に出現。
サクラ、ウメ、モモ、スモモ
 

クビアカツヤカミキリが侵入した樹木の症状・被害

クビアカツヤカミキリが侵入した樹木の症状
フラス(クビアカツヤカミキリが食入した樹木からは、フラスと呼ばれる木くずが排出されます)

樹幹に穴(食入孔や脱出口:直径4ミリメートル程度)
穴の根元に、フラス(木くずとフンの混ざったもの)が溜まる
開花時期に、花が少ない
幼虫による食害が進むと、枯死、倒木の危険がある
古木・大木に付きやすい
果樹に付くと、農業被害が甚大

県内への侵入状況

令和6年度までのクビアカツヤカミキリによる被害地域
令和6年度までのクビアカツヤカミキリによる被害地域

色付きのメッシュは、被害(成虫のみの確認を含む)が発生した地点を含むメッシュ(1km×1km)
オレンジのメッシュは令和5年度以前に被害が発生した地点を含むメッシュ
赤のメッシュは令和6年度に被害が発生した地点を含むメッシュ

令和6(2024)年度は、令和5年度までに被害が報告された36市町村(伊奈町からの報告はなかった)に、
さいたま市、川口市、上尾市、入間市、坂戸市、ときがわ町、杉戸町、松伏町の5市3町が新たに加わり、
計44市町村で被害が報告された。なお、令和6年度までに被害が報告された市町村は、延べ45市町村となった。

県内では、報告された被害の多くがサクラだったが、モモ、スモモ、ウメなどの被害も報告されており、
被害の拡大が懸念されている。

クビアカツヤカミキリを見つけたら

成虫については、捕殺してください。
食入孔を確認したときは、ノズルがある殺虫剤(登録農薬・商品名:ロビンフット等)を使用し、食入孔から注入してください。
発見日時、発見者、発見場所及び発見時の状況について、できる限り写真の画像を添付のうえ、生活環境係(下部連絡先)へご連絡ください。

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このページに関するお問い合わせ

市民生活部安全安心課生活環境係
〒335-0001 埼玉県蕨市北町5丁目13番23号
電話:048-443-3706
安全安心課へのお問い合わせは専用フォームへのリンク