わらびりんご

ページ番号1004459  更新日 令和4年7月21日

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地域の宝・わらびりんご

写真:わらびりんごを収穫しながら笑顔の子ども

日本一早く実がなることで知られる、わらびりんご。
私たちが暮らすまちの名前が付けられた蕨生まれのリンゴです。
すっぱくて、そのまま食べるには、ちょっぴり不向きなリンゴですが、たくさんの思いが詰まった蕨の宝物です。

わらびりんご誕生秘話

写真:わらびりんごの生みの親、故・吉澤正一

わらびりんごは錦町の農家の故・吉澤正一さんが約20年がかりで研究・開発した極早生種です。そんな吉澤さんがリンゴ作りを始めたのは昭和38年のことでした。リンゴの種を庭にまくと、約200本が発芽。そのうち1本を育て始めると数年後に白い花が咲き、その2年後、6月末に赤い実をつけました。「突然変異では」と直感した吉澤さん。「リンゴのない季節に病人や子どもに新鮮なリンゴを」と研究を重ねました。そして昭和56年。ついに市の名前を付けた「わらび」が新品種登録されたのです。

わらびりんごの特徴

写真:わらびりんごの花

4月上旬、桜の花と入れ替わるように、白い可憐な花を咲かせ、満開から60日程度の6月下旬にはその実を赤く染めます。直径7センチ前後、重さ150グラム~200グラムほどの小ぶりで酸味のきいた味は、ジュースやジャム、アップルパイなどにして味わうのが一番です。その後、甘さを加えて品種改良した「つゆばれ」とともに、わらびりんごと呼ばれています。

みんなに親しまれるわらびりんご

写真:収穫を終えたわらびりんごの会の皆さん

平成21年。市制施行50周年の記念事業の一つとして、錦町コミュニティ委員会が中心となり、わらびりんごを広めようと取り組みを始めました。それ以来、「わらびりんごの会」を中心に普及活動が行われ、市内ではリンゴの木が見られるようになりました。そして、今では公園や学校などで収穫できるようなっています。

わらびりんご商品化の取り組み

写真:わらびりんごサイダー

わらびりんごの商品化第1弾として、製造したのが、「わらびりんごサイダー」。強い酸味を生かしたご当地向けのサイダーは、平成27年に販売を開始して以来、皆さんから大好評。お祭りや地域の催しで販売されているほか、現在は、市民体育館と社会福祉センターで常設販売(1本250円)をしています。
また、サイダーに続く商品化第2弾として、「わらびりんごシャーベット」の開発を行っています。試験販売などを通じて、商品化に向けた取り組みを続けているほか、更には、「わらびりんごビール」などの開発にも取り組んでいます。

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