プレコンセプションケアを知っていますか
【お知らせ】埼玉県民向け講座「未来の自分、未来の家族のためのプレコンセプションケア~知ってほしい妊娠・不妊・カラダのこと~」
埼玉県が、妊活中や不妊治療を考えている方、いつかこどもを持ちたいと考えている方等を対象にした、プレコンセプションケアに関する県民向け講座を開催します!
日時:令和7年11月1日(土曜日) 13時30分~16時35分
会場:彩の国すこやかプラザ
要申込
詳細は以下をご確認ください。
プレコンセプションケアとは
「プレコンセプションケア」とは、WHO(世界保健機関)では「妊娠前の女性とカップルに医学的・行動学的・社会的な保健介入を行うこと」と定義しています。
「プレコンセプションケア」は若い男女が将来のライフプランを考えて日々の生活や健康と向き合い、次世代を担う子どもの健康にもつながります。早い段階から正しい知識を得て健康的な生活を送ることで、将来の健やかな妊娠や出産につながり、未来の子どもの健康の可能性を広げます。
プレコンセプションケアの目的
1.若い世代の健康を増進し、より質の高い生活を実現してもらうこと
2.若い世代の男女が将来、より健康になること
3.1.の実現によって、より健全な妊娠・出産のチャンスを増やし、次世代の子どもたちをより健康にすること
プレコンセプションケア・チェック
まずは自分の健康状態について振り返ってみましょう!プレコンセプションケア・チェックには女性用・男性用があります。
健康でいるための生活習慣
1.適正体重を守る
適正な体重はどのくらいか知っていますか?BMIで18.5以上25未満が適正体重と言われています。
令和元年度国民健康・栄養調査によると、20歳代女性では20.7%はBMI18.5未満のやせ、8.9%はBMI25以上の肥満となっています。
やせの場合、生理不順により妊娠しにくくなったり、低出生体重児を出産する割合が多くなったりするリスクがありますし、肥満の女性の場合、早産や高血圧等のリスクがあります。
適正体重を維持するよう心がけましょう。
BMI(体格指数)とは:体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)の値。肥満や低体重(やせ)の判定に用いる指数。
2.栄養バランスを整える
1日3食が基本であり、できるだけバランスよく主食・主菜・副菜を取りましょう。
妊娠前から、食生活を改善することは、妊娠しやすい体をつくるだけではなく、生まれてくる赤ちゃんの健康にもつながります。
また、若い女性に多い貧血は、妊娠後に早産のリスクを高めます。
貧血予防に効果的な食品を積極的に取りましょう。
3.十分な睡眠をとる
質のよい十分な睡眠は、ホルモンバランスを整えます。
また、日中の疲労を回復させるためにも睡眠はとても重要です。
一般的に、個人差はありますが、1日の睡眠時間は6~8時間が理想的だといわれています。
妊娠前から、生活リズムを整えて、疲労をためないようにしましょう。
4.適度に運動する
1週間あたりの運動量は150分ほどが目安となります。運動習慣のない人は今よりも10分多く歩く、早歩きをする、筋トレやヨガをするなど、できることから始めてみましょう。
5.禁煙する・受動喫煙を避ける
喫煙は流産や早産、艇出生児などのリスクを高めます。今、喫煙している人は妊娠する前に、完全に禁煙しましょう。自分の意志で禁煙が難しければ、禁煙外来の利用をおすすめします。
また、受動喫煙も健康に影響を及ぼすので、パートナーも禁煙したほうがよいでしょう。周囲の人も含めて、妊婦の近くで喫煙することはやめましょう。
6.アルコールは控えめに
妊娠している女性の飲酒は、流産、早産、胎児性アルコール症候群などの危険性が高まります。全妊娠期間を通して、飲酒は控えましょう。アルコールは母乳に移行することから、授乳中もお酒は控えましょう。
まだ妊娠を考えていない人も、飲み過ぎは心身共に悪影響を及ぼします。適度な飲酒を心がけましょう。
7.ストレスはためない
過度なストレスは不安や抑うつの原因になります。ストレスを溜め込まないように、自分なりの発散方法を見つけておくことが大切です。
8.健康診断やがん検診を受け、病気の治療は早めに開始を
生活習慣病やがん等は、早期発見・早期治療が有効です。学校や会社、自治体による健康診断は、若くて自覚症状がなくても、必ず受けましょう。20歳から2年に1回は、子宮頸がん検診の受診を検討し、ひどい月経痛や生理不順など気になる症状がある場合には、早めに婦人科や産婦人科へ受診しましょう。
性行為による感染症は、不妊の原因になるものもあります。感染症や望まない妊娠を防ぐために、性行為時にはコンドームを適切に使用しましょう。性感染症の検査や治療については、パートナーがいる場合は一緒に行うことが必要です。
妊娠中に初めて感染すると、おなかの赤ちゃんに影響を与える感染症もあります。ワクチン接種で予防できるものは、接種を検討しましょう。
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