わらびのおいしい水道水

おいしく飲める水ということで、厚生省「おいしい水研究会」から、1985年に「おいしい水の要件」が発表されております。
そこで、蕨市の水道水と比較をしてみました。

項目	おいしい水の要件数値	蕨市の水道水
蒸発残留物	30～200ミリグラム／リットル	159ミリグラム／リットル
硬度	10～100ミリグラム／リットル	75ミリグラム／リットル
遊離炭酸	3～30ミリグラム／リットル	7.8ミリグラム／リットル
過酸化マンガン酸カリウム消費量	3ミリグラム／リットル以下	1.1ミリグラム／リットル
臭気度	3以下	1.3
残留塩素	0.4ミリグラム／リットル以下	0.6ミリグラム／リットル
水温	20度以下	18.1度

要件数値は厚生省（現厚生労働省）おいしい水研究会（1985年）
「おいしく飲める水」ということについて、「おいしい水研究会」がまとめた水質要件として、適度のミネラル分や遊離炭酸を含み、有機物などが少なく、嫌な臭いがない水であることとし、水温は10～15度くらいがおいしいとされています。このような水質要件によるほか、気象条件、感覚の個人差や生理条件などに左右されると言われている環境条件があります。
蕨市の水道水は、残留塩素を除き「おいしい水」の水質要件に適合しています。また、ペットボトルの1000分の1の安さです。
ご家庭で工夫をしておいしくお飲みいただきたいと思います。

ワンポイントアドバイス

水道水は安全性の面から塩素消毒が義務付けられております。そのため、多少の個人差はありますが、蛇口から出る水道水は塩素臭が残っています。
水道水をよりおいしく飲むためには、沸騰させて塩素臭を取り除くことができますが、沸騰後は消毒されていない状態なので、なるべく早く（1日程度）使い切り、新しく準備してください。

• 塩素臭を飛ばすため、やかん等で、沸騰させてください。
• ある程度さまし、冷蔵庫に入れて冷やします。
• 通常10～15度くらいがおいしいと言われています。