蕨の水道の歴史

ページ番号1001386  更新日 令和5年12月20日

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写真1
通水式の様子(昭和33年3月)

蕨は昔から、わずかな掘削で豊富な水が得られましたが、浅井戸の水質悪化と人口増加による井戸枯れ、さらには不十分な防火用水設備という状況下において、昭和20年代後半から、町民の水道設置を望む声が高まりました。
昭和31年6月には総勢20名の水道委員が委嘱され、同年9月の町議会において、水源地として現中央浄水場(中央2丁目10番)が選定され、即座に事前準備も終了し施工準備が整いました。


写真2
布設工事の様子(昭和44年4月)

昭和32年3月29日付で水道事業が国から認可され、3カ年計画の事業が開始されました。初年度(昭和32年度)には第1号取水井戸を、翌33年度には浄水場を建設し、34年度に町内給水という予定でありましたが、町民の要望は強く、1日も早い給水の実現を目指すために、計画年次を繰り上げて工事を行いました。
昭和33年2月には、計画路線7路線に3路線を追加した10路線、総延長13,364メートルの配水管布設工事が竣工し、上水道事業認可から1年を待たずして給水可能な施設を完成させました。

そして、昭和33年4月6日に給水が開始され、その後、給水開始1年で、給水戸数5,495戸、給水人口22,599人で普及率50.6パーセントとなりました。
その後昭和38年には、塚越浄水場が完成し、年次計画に従って配水管布設工事を進めた結果、昭和51年3月には蕨市全域で給水可能となり、普及率100パーセントとなりました。

平成9年には水道施設すべての耐震化診断を実施し、耐震性に劣る塚越浄水場の改修を平成15年度に着手、平成20年6月に完成しました。また、引き続き中央浄水場の改修工事が平成20年8月に着手し、平成22年10月に完成しました。
平成24年6月からは中央浄水場の電気機械設備更新を開始し、平成28年3月に完了しました。この設備更新に伴い、浄水場や取水井などの集中監視制御を開始しました。

また、危機管理対策として、非常用自家発電設備を平成30年3月に9号取水井、令和2年3月に7号取水井に設置しました。

昭和32年2月
水道事業設置が厚生大臣から認可される
昭和32年4月

水道施設の起工式開催(第1浄水場建設、水源深井戸2井)

昭和33年1月
給水申込受付開始
昭和33年3月
水道通水式
昭和33年4月

水道創設事業第1期完成 給水開始

昭和37年12月

第1次拡張改良工事着手(第2浄水場建設、水源深井戸7井)

昭和38年7月

第1次拡張改良工事完成(水源深井戸9井となる)

昭和42年4月

第2次拡張改良工事着手(配水池1池、配水管布設)

昭和44年3月
第2次拡張改良工事完成
昭和44年4月

第3次拡張改良工事着手(第1浄水場全面改修、配水池2池、配水管布設)

昭和47年3月
第3次拡張改良工事完成
昭和47年6月

浄水場名称変更(中央浄水場、塚越浄水場)

昭和49年1月

水道1舎開設(市役所からの移転)

昭和51年3月
水道給水普及率100パーセントとなる
昭和60年4月
4水施設3カ年整備計画に着手
昭和63年3月

浄水施設3カ年計画完了

各設備改良(次亜塩素酸ソーダ液注入設備、主変圧器、配水ポンプ(水中ポンプ)、配電盤、自家発電設備)

平成元年4月
老朽管更新事業に着手
平成11年4月
水道庁舎及び中央浄水場改修工事完了
平成12年5月
給水車購入(容量2,000リットル)
平成15年12月

塚越浄水場改修工事着手(配水池3基)

平成20年6月
塚越浄水場改修工事完成
平成20年8月
中央浄水場改修工事着手
平成22年10月
中央浄水場改修工事完成
平成23年4月
直結増圧式給水を導入
平成24年6月
中央浄水場電気機械設備更新開始
平成25年3月
蕨市水道ビジョン策定
平成28年3月
中央浄水場電気機械設備更新完了
平成28年4月
浄水場や取水井などの集中監視制御開始
平成30年3月
9号取水井に非常用自家発電設備を設置
令和2年3月
7号取水井に非常用自家発電設備を設置
令和5年3月
蕨市水道事業ビジョン策定

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