蕨市のこれまでの取り組み

ページ番号1002862  更新日 令和2年1月28日

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目の不自由な方に対する駅ホーム等での声かけの啓発活動を行いました

平成29年1月に盲導犬を連れた男性が蕨駅ホームから転落し死亡した事故からまもなく1年。蕨駅西口において、頼高英雄蕨市長並びに市職員、自身も盲導犬を連れた埼玉県視覚障害者福祉協会の大井田弘子理事、JR蕨駅員や埼玉県職員とあわせて約20人が平成30年1月11日、蕨駅西口で駅利用者や市民にチラシを約1,000枚配布し、目の不自由な方に対する駅ホーム等での積極的な声かけを呼びかけました。事故を二度と起こさないためには、市民のみなさんの積極的な声かけが大きな力となりますので、駅ホーム等で目の不自由な方を見かけましたら積極的な声かけをお願いします。

平成30年1月声かけ写真
目の不自由な方への声かけを呼びかける頼高蕨市長と駅利用者へチラシを配り協力を求める市職員、埼玉県視覚障害者福祉協会の大井田理事

ご活用ください「声かけ・サポートハンドブック」(埼玉県作成)

目の不自由な方が駅などで困っているとき、どのように対応したほうがよいかが掲載されているパンフレットです。
ぜひ、ご活用ください。

写真:声かけ・サポートハンドブック

蕨駅ホームで発生した視覚障害のある方の転落死亡事故を受けて

頼高市長、池上議長、前川副議長がJR東日本へ蕨駅ホームドア設置に関する申し入れ

平成29年1月に盲導犬を連れた男性が蕨駅ホームから転落した事故を受けて、JR東日本へ「蕨駅へのホームドアの早期設置等に関する要望書」を提出している蕨市は同年8月30日、蕨駅へのホームドアの設置に関する申し入れを行いました。申し入れは、2019年度末までに整備完了を目指す京浜東北線の県内7駅のうち、着工時期等について現在未定となっている蕨駅へ、利用者が心理的にもより安全性が感じられる都内山手線や京浜東北線と同じ仕様のホームドアの早期設置を要望する内容。当日は頼高英雄市長と池上智康市議会議長、前川やすえ市議会副議長が大宮支社を訪ね、中村知久支社長へ連名の申し入れ書を提出しました。

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中村支社長(写真左)へ申し入れ書を手渡す頼高市長、池上議長、前川副議長

蕨市駅ホーム声かけサポート講習会を開催しました

平成29年5月19日、旭町公民館及び蕨駅において、駅ホーム声かけサポート講習会を開催しました。この講習会は、目の不自由な方への声かけサポート活動を広げる事を目的に、蕨市及び埼玉県、JR東日本が連携して開催したもので、30名の方々にご参加いただきました。
最初に、公民館において、交通エコロジー・モビリティー財団の澤田様から、駅ホームにおける基本的なサポートの仕方についてお話しいただき、続いて、埼玉県視覚障害者福祉協会の方から、実際の体験に基づき、どんな形で声かけしてもらえると助かるのかなどの具体的なお話をいただき、その後、蕨駅ホームに移動し、実際の体験を行いました。市では、こうした講習会などを通じて、目の不自由な方への声かけサポートの輪を広げ、みんなに優しいまちづくりを推進していきたいと考えております。

写真4
旭町公民館での声かけサポート講習会の様子
写真5
JR蕨駅ホームでの声かけサポート講習会の様子

JR東日本が蕨駅ホームドア1年前倒し設置方針

平成29年2月1日、JR東日本より、蕨駅のホームドアについて、駅ホームの更なる安全性向上に向け、平成31年度末までに設置するとの発表がありました。これにより、当初の予定から1年前倒しとなりました。
併せて、ホーム端に転落防止効果のあるCPラインの整備を平成29年3月までに実施することについても発表がありました。

写真:要望書

JR東日本への要望書(平成29年1月20日)

蕨市では、これまで、JR東日本との間で蕨駅のホームドアの設置について協議を重ね、平成32年度末までに完成するとの見通しとなっていましたが、この度の転落事故を受け、蕨駅へのホームドアのできる限り早期の設置とすべての駅利用者の更なる安全性の確保をJR東日本に要望してまいりました。
市としましては、蕨駅のホームドアの前倒し設置を決定されたJR東日本に対し、感謝申し上げるとともに、蕨駅には目の不自由な方をはじめ、小さなお子さんから高齢者の方だれもが安心できる、より安全性の高いホームドアの設置をお願いしたいと考えております。

蕨駅ホームドアの早期設置や財政支援について上田埼玉県知事に要望

平成29年1月26日、頼高英雄蕨市長が県庁を訪ね、須賀敬史県議会議員とともに、上田清司知事に蕨駅ホームドアの早期設置等に関する要望書を提出しました。

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上田埼玉県知事に要望書を手渡す頼高蕨市長と須賀県議会議員

蕨駅ホームドアの設置主体はJR東日本ですが、事業の公共性から国とともに、地方自治体からの財政支援が求められており、要望書では、頼高市長から「JR東日本への駅ホームドアの早期設置や安全対策の強化についての働きかけ及び早期設置に向けた財政支援」をお願いし、同時に須賀県議からも「早期設置に向けて、JR東日本及び蕨市と協議を行い、予算措置並びに蕨市の後押し」を要望され、県への協力を求めました。
要望に対し、上田知事からは、前向きに取り組んで行く考えが示され、今後も、蕨市として、関係機関と連携しながら、駅ホームドアの早期設置に向けて、全力を尽くしてまいります。

目の不自由な方に対する駅ホームでの声かけの啓発活動を行いました

平成29年1月24日、蕨駅西口において、頼高英雄蕨市長並びに市職員が、JR蕨駅員や埼玉県職員とあわせて約20人で駅利用者や市民にチラシを約1,000枚配布し、目の不自由な方に対する駅ホームでの積極的な声かけを呼びかけました。

写真8
駅利用者にチラシを配り、目の不自由な人への協力を求める頼高英雄蕨市長と市職員

呼びかけで配布したチラシは県作成のハンドブックを抜粋したもので、目の不自由な方に対する駅ホームでのガイドやサポート手順(1.まず声をかける⇒2.ガイドが必要か確認する⇒3.どのような方法がよいか確認する⇒4.だまってその場を離れない)を示す内容でご協力をお願いしました。 事故を二度と繰り返さないためには、市民の皆さんの声かけが大きな力となります。駅ホームで目の不自由な方を見かけましたら、積極的な声かけをお願いいたします。

※ページ下部で公開している埼玉県作成のハンドブックをご活用ください。

JR東日本に蕨駅のホームドア早期設置等の要望書を提出しました

平成29年1月14日に盲導犬を連れた男性が蕨駅ホームから転落し、亡くなられるという大変痛ましい事故を受けて、同年1月20日、蕨市として、頼高英雄蕨市長がJR東日本大宮支社を訪ね、蕨駅のホームドアの早期設置等を要望しました。
蕨駅のホームドア設置については、これまで、蕨市としてJR東日本と協議を重ね、平成29年度に設計を行い、その後、工事に入り、平成32年度末までに設置される見通しとなっていました。
要望書では、こうした痛ましい事故を二度と繰り返さないため、蕨駅のホームドア設置を可能な限り前倒しするよう求めるとともに、駅においても、目の不自由な方に対する「声かけ・サポート」運動の強化などを行うようお願いしました。

写真9
要望書を渡す頼高英雄蕨市長

要望に対し、阪本未来子支社長からは、蕨駅のホームドア設置について、「早期に工事に着手し、整備の前倒しを検討したい」と大変前向きな回答をいただくとともに、以下のような安全対策も示されました。

  1. 蕨駅ホームに2名の警備員を配置する
  2. 目の不自由な方への声かけサポート運動を平成29年3月末まで延長する
  3. 駅のアナウンスで、目の不自由な方への声かけを呼びかける
  4. 平成29年3月末までにホームの先端部分に蛍光色の線(CPライン※)を設置する

※色彩心理(Color Psychology = CP)を活用したホーム上の安全対策

蕨市としても、引き続き、関係機関と連携しながら、蕨駅のホームドアの早期設置に向けて最大限の努力を行ってまいります。合わせて、目の不自由な方へのちょっとした声かけが、こうした悲惨な事故の防止につながることから、駅利用者に対し、積極的な声かけを呼びかけていきたいと思います。

蕨駅ホームで発生した視覚障害のある方の転落死亡事故を受けて

平成29年1月14日午前7時10分頃、盲導犬を連れた男性がJR蕨駅のホームから線路に転落し、亡くなられるという大変痛ましい事故がありました。亡くなられた方には、心からのご冥福をお祈りします。
蕨市では、この間、JR東日本との間で蕨駅のホームドアの設置について協議を重ね、平成29年度に設計を行い、その後、工事に入り、平成32年度末までに完成するとの見通しとなっていました。この度の事故を受け、蕨駅のホームドア設置を可能な限り前倒しできるようJR東日本に要望するとともに、市としても最大限の努力をしていきたいと考えています。
また、JR東日本に対し、視覚障害のある方にこれまで以上の声かけやサポートをお願いするとともに、駅利用者によるちょっとした気遣いが、こうした悲惨な事故を防ぐことにつながることから、市民の皆様におかれましては、ぜひ、駅において、視覚障害のある方を見かけた場合、積極的な声かけをお願いいたします。その際、埼玉県が作成した「目の不自由な方に対する駅ホームでの声かけ・サポートハンドブック」を蕨市ホームページからご覧いただけるようにしてありますので、ご利用いただければと思います。今後とも、市民の皆様をはじめ、関係機関と連携しながら、だれもが安心して住み続けられるまちづくりを進めてまいりますので、引き続きのお力添えをよろしくお願いいたします。

平成29年1月18日 蕨市長 頼高 英雄

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