給食センターの一日
学校給食センターでは、市内の小中学校全ての給食を「蕨市立学校給食センター」で作っています。
「安心・安全でおいしい給食」で、蕨の子供たちがすくすく育つように愛情をたっぷりとこめています。
令和元年度の応募献立『石狩鍋』を例に、給食センターの1日を紹介します。
納品
学校給食センターは、午前8時15分から始まります。
野菜、肉、魚などたくさんの食材が納品されます。

検収
届いた食材を1つずつ確認していきます。
鮮度、数量、賞味期限、品温、産地などについてチェックし、記録しておきます。

下処理
野菜の下処理
検収が終わった食材は、調理できるように準備をしていきます。
野菜は、泥や皮などを取り除き、ていねいに洗います。



料理のイメージに合わせて、野菜を切ります。
野菜裁断機で切りにくい野菜、練り製品などは、手を使って切っていきます。

肉・魚・その他の食材の下処理
肉や魚、その他の食材は、専用の容器に移し替え、調理が始まる直前まで冷蔵庫・冷凍庫で保管します。
この日は鮭を使いました。鮭の生臭さを取り除くために、調理前に1度ゆでました。


調理
汁物・煮物・炒め物など
汁物、煮物、炒め物などは、蒸気釜を使って調理します。
1つの釜で約1000人分の料理を作ることが出来ます。給食センターには、釜が6つあり、毎日活躍しています。
食材や調味料の入れる順番や火のとおり加減で味は大きく変わります。
おいしく作れるように、調理員さんたちが考え、工夫をしながら作っています。


とうふが入っているので、崩さないように優しく混ぜていきます

食材を釜に入れるときも、食材の傷んだものが入っていないかなど、気をつけながら作業しています

白菜を入れて、混ぜます



調理員さんのつかっている柄杓は、1杯で約10人分の汁物を入れることが出来ます
和え物・サラダ
和え物やサラダに入れる野菜は、食中毒を予防するためにゆでて使用しています。

ゆでた後は、水で冷ましていきます。冷ました野菜は、和える時間まで冷蔵庫で保管しておきます。

和える時間になったら、野菜を釜で和えて、クラスごとのバットに配食します。
1回で約500~600人分の和え物が完成します。


果物
ゆでることのできない果物は、消毒をして使用します。
納品されたら、水でよく洗い、消毒液へとつけます。消毒液をよく洗い流し、食べやすい大きさに切り、バットへと配缶していきます。


揚げ物・焼き物
揚げ物は「連続フライヤー」、焼き物は「連続焼き物機」と呼ばれる機械で調理します。
10分おきに温度、味などを確認し、配食していきます。



配送
配食の終わった食缶やバットは、学校・クラスごとにコンテナへ入れ、3台のトラックで学校へ配送します。



運転手さんは、交通安全にも気をつけて届けています
残菜調査
給食の時間が終わり、各学校から残菜や食器が給食センターへと戻ってきます。
戻ってきた残菜は、学校ごとに何がどのくらい残っているのかを調査し、記録しています。
残菜を見ながら、味つけや量がちょうどよかったかを振り返ります。




教室で残った少しの残菜も、市内全校の分となると大量になってしまいます。
苦手な食材・料理でも一口はチャレンジすることができるといいですね!
洗浄・消毒
食缶・バットの洗浄
学校から戻ってきた食缶やバット、食器などは、台車に乗せてそれぞれの洗浄コーナーへと運びます。
汚れをしっかりと落とすために、1つ1つ下洗いをした後で、食缶用洗浄機に入れてを洗浄を行います。


食器・おぼんの洗浄
食器やおぼんは、食器用洗浄機を使って洗浄します。
洗浄された食器は、クラスの人数に合わせて食器かごへいれていきます。

食缶・バット・食器の乾燥
洗浄された食器、食缶やバットなどは、熱風消毒保管庫にいれます。
90℃以上の熱風で90分以上乾燥・消毒した後、そのままの状態で翌日まで保管します。


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このページに関するお問い合わせ
教育部学校給食センター
〒335-0005 埼玉県蕨市錦町2丁目6番14号
電話:048-443-4151
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