新市指定文化財(令和2年12月18日指定)

ページ番号1002165  更新日 令和3年10月26日

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新たに3件の文化財が指定されました

指定文化財43 紙本著色釈迦涅槃図(しほんちゃくしょく しゃかねはんず)

所在地:蕨市北町3-2-4(宗教法人 三学院)

画面サイズ:縦194センチメートル、横127.8センチメートル。掛幅装。
江戸時代中期。作者不明。

涅槃図とは、釈迦が入滅(亡くなること)するときの様子を描いた仏画です。
三学院所蔵の涅槃図は、画面中央に、釈迦が北枕で西方浄土を向いて横たわり、その周囲を菩薩や俗人、禽獣などが取り囲んで悲嘆にくれる様が描かれています。
画面には余白がほとんどなく、全体の統制が非常によく取れた作品です。
菩薩や天部たちの悲嘆の表情が巧みに描かれており、実在する動物たちは非常に写実性が高いものとなっています。
三学院では、釈迦入滅の日とされる、2月15日に本堂に掲げています。

写真:涅槃図


指定文化財44 紙本著色地獄変相図(しほんちゃくしょく じごくへんそうず)

 

所在地:蕨市北町3-2-4(宗教法人 三学院)

画面サイズ:右幅は縦130センチメートル、横115センチメートル・左幅は縦130センチメートル、横114センチメートル。二幅一対。
江戸時代後期。作者不明。

三学院所蔵の地獄変相図は、右幅上部から左幅上部へ結ぶように地獄の様相が描かれています。
亡者が閻魔大王の裁きを受けた後、血の池地獄や釜茹でに遭う焦熱地獄、飢餓、賽の河原などで刑罰を受け、最後は阿弥陀如来三尊来迎のもとに極楽浄土が叶う図となっています。
教えを説く絵解きの教材として使用され、恐怖感を表現する中にも鬼や亡者の表情がコミカルに描かれた戯画的表現が特徴の作品です。
三学院では、春と秋のお彼岸の時期に本堂に掲げています。

写真:地獄変相図(右)
【右幅】
写真:地獄変相図(左)
【左幅】

指定文化財45 宋版大般若波羅蜜多経(そうはん だいはんにゃ はらみったきょう)

所在地:蕨市北町3-2-4(宗教法人 三学院)

巻10・巻36・巻179の3帖。鎌倉時代。

大般若波羅蜜多経は600巻からなり、玄奘三蔵が漢訳、編纂した経典で、400巻が直接漢訳したもの、200巻は編纂したものとされています。
三学院には3巻が現存しており、その内、巻179には建保3年(1215)11月の年号が記されています。
鎌倉時代の年号が記された史料は、蕨市内には他に例がなく、非常に貴重な史料となっています。
また、「将門末孫右兵衛尉平朝臣常重」とあることから、鎌倉時代に千葉氏の一族が寄進ないし真読などを行ったと推測されます。

写真:大般若波羅蜜多経
【巻36と巻第179】
写真:大般若波羅蜜多経2
【巻10】

〔※一般公開はしていません〕

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